中村俊輔の引退発表に悲しくなり、とうとう気持ちをまとめておこうかなと。
僕と同じ世代、30歳前後は「日本代表の10番」と言われたら、俊輔を思い浮かべる人が多いんじゃでしょうか。
サッカーを始めたきっかけが中村俊輔に憧れて、というのは割と公言しているつもりなのですが、子どもの頃に憧れた人が一線を退くというのは、やはりひとつの時代が過ぎた感じがしますわな。
とはいえ、俊輔が20年以上現役を続けていたと思うと、そら俺も30になりますわ。
中村俊輔物語という漫画を読んで、「ユースに上がれなくても高校で努力してプロ入りした」ってエピソードが好きで、そういう頑張るひとに憧れたのも俊輔が初めてだったね。
今思えば、ホイッスル!の風祭に憧れたのもそういう面が大きかったのかも。
日韓ワールドカップの落選で、「いつさ選ばれなかったことが良かったと思えるように」と言ったことが今でも忘れられない。
逆境をバネにできるのって本当にかっこいいし、そういう風に悔しさをバネにできるようになりたいなって考え方はサッカー以外でも参考にさせてもらってた。
ポジションが違うからプレースタイルを真似したりってことはあまりなかったけど、キックのフォームを真似してたね。
中学三年の最後の大会、県大会で強豪校とPK戦になって、俺は二番手に蹴ったんですよ。
相手はナショナルトレセン(九州選抜みたいなもの)に選ばれてたキーパーで、まあ決めることができたんですが、その頃はアジアカップ2007の頃だったから、オーストラリア相手に中村がPK決めたときのガッツポーズ真似してたよね。。
福岡在住時代にアビスパ対マリノスの試合を見に行って、スーパーフリーキックが決まってそらもう興奮したよ。
めちゃくちゃ興奮した。色んなひとにやばいやばいって連絡してた笑
俺にとってスーパーな存在のサッカー選手は三人いて、ピッポインザーギ(身体能力に頼らないスーパーストライカー)、松田直樹(俺と同じFW→DFの転向型で気持ちのタイプ)、そして中村俊輔だったわけですが、最初に憧れた男が三人のうちで最後に現役生活にまくをおろすと。
これからも俊輔のサッカー生活は続くと思うし、選手でなくとも指導者なんかで活躍はしてくれると期待しています。
長い現役生活、お疲れさまでした。
これからもずっと憧れです。