市の代表としてサッカーの試合に来たつもりでした。
つもりでした。
やったことは水作りと声出し、打ち上げ。
決してベンチワークを軽んじてるわけではないです。そういうことをする人がいてチームが回るのも分かるわ。
これは選手としての自分の意地で、でもその意地を出せるほど頑張れてないから口だけになるんだよね。
努力できてないから悔しさがない。
悔しさがないから頑張れない。
このループよ。
何度も言ってるけど、俺がなりたかったのって100で今の俺ではなかったんだよ。
間違いなく、学生時代の俺が今の俺を見たら嘆くよ。
サッカーだけじゃなくね。
俺がなりたかったのは頑張れる人だったから。
ダメだけど、頑張るよ。
がんばるよ くよくよしない いつかくる
いつか自分の時代がくるって信じてるから
そういう人だからシゲアキにもはしーにもしめちゃんにも憧れたはずなのにね。
持ち物真似するとか髪型真似するとか、そういうのじゃなかったよね。
楽で楽しい方にしかいってなくて、仕事忙しいからと練習にも行けないくせに試合に出られなくて悔しいとか何様よ。
むしろ市の選抜メンバーに入れてもらえたことに感謝しろっつーの。
打ち上げで言われたよ。
「おまえみたいに水作ったりするのも立派な仕事の一つだし、それをしてくれる人がいるから試合に出てるやつらはもっと頑張らないとって思わないといけない」
「うちのチームは基本的に学生時代は『試合に出て当たり前』のやつしかいないし、だから今お前が感じてる気持ちは大事にしないといけない」
分かる。分かる。
それ学生の頃俺が試合に出てた頃にマネージャーやベンチのやつらにも思ってたから。
でも違うんだよ、試合に出たいって気持ちは絶対に捨てられない。
でもさ、試合に出るのが怖いって気持ちが、試合に出たい気持ちと一緒にあるんだよ。
練習に行けてないから体が動かない、相手に千切られる気がする、敗因になりそう。
だから試合に出るのが怖い。
でも、試合に出られないのは悔しい。
どっちが先に来るのって話。
試合に出たいのか、出たくないのか。
この葛藤がある時点で終わってるわ。
試合に出たいっす。
びびってる自分を認められるのも、下手な自分を認められるのも、マジでない。
今、僕はモレリアっていうスパイク履いてるんですが、今日もこんな件がありました。
A『モレリア履いてて下手なやつとかおらんやろ!』
僕『煽るな煽るな』
B『いや実際、⚫⚫全然下手じゃねぇよ』
僕『やめろやめろ』
下手じゃない、って言葉昔は言われたらいやだったね。上手くありたかったから。
でも、今はそれをこういう風にしか捉えられないからマジで終わってる。
試合に出られない悔しさとか、下手な自分の恥ずかしさだとか、だから頑張ろうとか、全部口だけ。
でもそういうのやめようぜって。
試合に出たいし、それに対してびびりたくないし、そのためには努力しないと始まらない。
努力って何?
練習でしょ。
今一緒にサッカーやってる、高校時代のコーチに言われたよ。
「お前達を俺が教えたって胸張って言えるような選手になってくれ」
「まだお前らも若い方なんだから、お前らが上の人達を押しのけて試合に出られるようにならないと始まらない」
一緒に言われたやつ、俺の二個下なんだけど、そいつと打上が終わった後に二人で話込んだわ。
どうすべきなんだろうなって。
今のチームに残ることが正しいのか、戦術的にどうなのか。
有意義だったと思う。
有意義だったよ。
こんな風に、サッカーできるのってスーパー幸せだわ。楽しくてしゃーなし。
でもやっぱり試合に出られないことを口だけの悔しさにしたくない。
下手じゃねぇよと言われるのではなく、やるわって言われたいわな。
悔しさを感じられない自分は努力がないからって前述したけど、じゃあやっぱり先に努力できる自分にならないといけないし、そのスイッチは自分で入れるしかない。
頑張ろうな、俺。
本当に。
胸を張れる自分になるわ。