色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

小さな頃夢見てた幼稚園の先生とはちょっと違う進路を選んだ

子どもの頃の夢って変わっていくものだと思う。


幼稚園生の頃は車屋さんになりたくて、その次はウルトラマン。 小学生になって中村俊輔に憧れてからはサッカー選手になりたくて 、パスワードシリーズにはまってからは小説家もいいなって。 中学生の頃は(サッカー選手になれなければ) 地元の役所で公務員しながらサッカーをして兼業小説家になりたい 。


このくらいまでは、結構夢を見てたのかなって思うよ。


でも、高校生になって、 じゃあお前は本当にそうなれるのかって考える時が来るわけよ。 俺はたぶんそれに直面したというか、 気づいたのはだいぶ遅かったんだと思うけど。


たぶん俺は特別な才能もないし、 サッカー選手になれなければ小説家にもなれなくて、 でもそれに関わって生きていくことを諦められない。


代理人に通訳、編集者だったり翻訳家だったりだとか、 主役ではなくてもそこの世界に関わって生きていたいなって思って た。 そう考えると学歴フィルターの存在を超えるためには勉強をした方 がいいなってことで、 大してまじめでもなかったんだけど高校三年の夏、 部活を引退してからはちゃんと勉強もして、 どうにか大学にも合格できたと。


そしたらそしたで、 高校生の時に生半可に夢を諦めちゃったからか、 大学の時って結構無気力期間というか、「 頑張りたいこともなければ目標もなく、 良いところに就職できればいいな」期間が二年くらい続いた。


適当に勉強して、適当に遊んで、適当に過ごして、 適当にサッカーして、ジャニオタやってた。


そしたら色々あって、また小説家目指すぞってなって、 就活もまぁぼちぼちしながら小説書いて、 社会人になっても書き続けて、 転職したらサッカーチームにまた所属して小説書いて、 そんで今に至ると。


子どもの頃に描いた夢とは全然違う今になってると思うんだけど、 でも実は叶えられてもいて。


地元の公務員になって地元のチームでサッカーをしてて、 短編集にも載せてもらえて、 中学生の頃の夢は一部叶ったかなって感じ。


サッカー選手にはなれなかったけど、 今もサッカーをやることができて、 しかも昔より全然強いチームで上手い選手を相手にしてる。 あの頃からは想像できなかった。文豪にはなれてないけど、 書店に並ぶ短編集に載せてもらえて、今もまだ書き続けている。


子どものころから描いた夢のまだ路半ば。 満足することはたぶんないし、 きっとこれからも夢は更新されていく。


日々変化する我が人生。


試合に負けたり、思ったように書けない時に思うわけさ。


子どものころ、 もっと本気でサッカーに打ち込んでいれば良かった。


大学生の頃、書くのをやめなければよかった。


もっとこうしていればこういう未来があった。


その後悔の中には自分で変えられたこともあれば、 自分だけじゃできなかったであろうこともある。 与えられた環境や条件は人それぞれで、 その中でできるだけのことを尽くさないといけない。


家にグランドピアノがある少年と、 学校の音楽室で昼休みと放課後だけピアノに触れる少年。 どちらがピアニストを目指すのに恵まれているかなんて分かりきっ ている。


その環境を嘆くのは簡単で、 それでも諦めないで足掻く人が感動を作り出す。


才能はない。若くもない。でも夢と理想はある。


色んな理想があって、 夢も何かきっかけがあれば変わってしまって、でも諦められない。


短編が出た次は長編を。長編の次は傑作を。


レギュラーになったら試合に勝つ。試合に勝ったら昇格を。


ゴールなんてなくて、いつも新しい目標がそこにはあって、 それを諦めるのは簡単だ。大学生の頃に身をもって知っている。


諦めてしまえば、無気力で楽で怠惰な生活がそこに待っている。 希望がなければ絶望もしない。


その生き方を選ばなかったのは自分自身で、 だから自分自身の生き方に誇りをもっていたいね。 何かを選ぶのも、選ばないのも、自分の意志で決めた道なので。


迷って捨てた生き方に対して誇れるような、 変化した未来を作れるように。