色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

Sing togeZa ABC!!

彼に憧れたきっかけはHey!Say!JUMPに「入れなかった」ことなのは、実は珍しいことだと後になって気がついた。

 

確かにデビュー出の新規は多いけど、確かにデビュー漏れの新規はほとんどいないと思う。

 

きっと彼がそこでJUMPとしてデビューしていたら、俺はただ「顔が良いジャニーズ」としか見ていなかった気がする。

 

「がんばるよ  くよくよしない  いつかくる」

 

忘れもしない、2007年11月号のduet、J.J.Expressというグループが最後に載った一冊での一言だった。

 

今年で30歳を迎える俺の、ちょうど人生の半分。人生の半分、座右の銘としてその言葉を選んできた。

 

そしてその言葉と合わせて、彼に、橋本良亮に憧れ続けている。

 

 

2007年当時、俺は田舎の中学三年生だった。 

 

その頃は俺より年下のジャニーズには殆んど興味がなくて、J.J.ちびっこチームや関西ジュニアにちょっといるなってくらいの認識だった。。

 

はっしーのことは「年下のチャラめのイケメン」くらいの認識だったし、J.J.についても「薮くんと同期の伊野尾くんがいるグループ」としか思ってなかった。正直、そんなに興味がなかった。

 

だから、その言葉と出会ったのだって、「伊野ちゃんの発言見ておこうかな」って気持ちがきっかけ。

 

姉が薮くんを入口にジャニーズを好きになり、その影響で俺もそうなったということもあり、JUMP自体には興味があった。

だから、薮くんと同じグループになる伊野ちゃんのところも見ておこうって、その気持ちで開いたら、橋本良亮に出会ってしまったわけさ。

 

俺がジャニーズを好きになったのは2004末~2005年頃で、その間にデビューしたのはKAT-TUNだった。

ジュニアから選抜を作ってデビューというのはジャニーズを好きになってからは初めての経験で、「デビュー出来なかったメンバーの気持ち」をそこまで深く考えたこともなかった。

 

他のJ.J.のメンバーは結構普通にコメントをしてた気がするんだけど、はっしーに関しては、そうじゃなかった。

 

「同じユニット(J.J.)のメンバーや、後輩がデビューしてるのに自分は選ばれなかった」という悔しさを口にしたうえで、「それでもいつか自分の時代が来ると信じて頑張るから、みんな見ててね」っていう、前向きな言葉だった。

 

それまで年下のジャニーズなんて全く興味がなかったというか、「憧れて尊敬する」のは年上の、それこそ薮くんや加藤シゲみたいなタイプばかりだったのが、その時からはっしーが入り込んできた。

 

当時の俺はサッカーの関係で悔しいことがあって、高校でサッカーを続けるかどうかも悩んでいた。

 

それでも、俺より年下の男が、俺なんかよりずっと悔しい思いをして、それでも「いつかくる」と信じて頑張っている。

 

凄いなと思った。

こんな人になりたいなと思った。

 

それから俺は橋本良亮を追いかけるようになった。

 

J.J.は解体されて、辞めた子もいれば他のグループに移った子もいた。TOP3を経て、A.B.C-Zに加入したのはそれから1年も経たない頃だった。

 

A.B.C-Zの橋本良亮、って最初に聞いたときは、しっくりきたような、やっぱりなんか違うというか、複雑な気持ちだった。

 

えびキス、って聞くと玉森やニカたちの影響でそんなものかなって感じるけど、A.B.C-Zだけで見ると、やっぱり彼はちょっと浮いて見えた。

 

どこまで本気かは分からないけど、はっしーもデビュー後に「(A.B.C-Zに加入直後は)もうデビューはできないと思った」みたいなことをいってたし、何となく、これから衰退していってしまうのかなって、勝手に失礼なことを思っていた。

 

時は過ぎて俺は大学生になり、キスマイもデビューしてしまった。

(クソ余談だけど、キスマイのデビュー決定日は早稲田受験をしていて、会場を出た直後に知ってめちゃくちゃ驚きました)

 

KAT-TUN→JUMP→キスマイという流れでデビューして、JUMPからキスマイまでは3年半も期間が空いていた。

さらに追い討ちをかけるように、直後にセクゾまでデビューが決まる。

 

A.B.C-Z、もう厳しいのかな。

 

そう思っていた。

 

それでもはっしーは、A.B.C-Zは諦めずにいてくれた。

 

ジャニーさんに直談判をしてのDVDデビューというのを知ったとき、俺は自分を恥じたね。

 

諦めない橋本良介亮に憧れていたのに、何を俺は勝手に外野から諦めようとしていたのかと。お前は何で橋本良亮に憧れたんだ、と。

 

最高だった。

 

他のグループにいっても、A.B.C-Zの橋本良亮になっても、俺の憧れた橋本良亮は、新しく俺が憧れるA.B.C-Zというグループに加入していたんだと、その時に気がついた。

 

A.B.C-Zの橋本良亮がしっくりくるようになったのはその時からで、それまでは「河合、とっつー、塚ちゃん、五関さま、はっしー」ってバラバラに見てたメンバーを、「A.B.C-Z」ってグループとして素敵だなって思えるようになった。

 

そして、それから10年が経った。

この10年で色んな景色を見せてもらったし、色んな想い出を作らせてもらった。

 

コロナや転職の影響もあり、現場に行ける回数はちょっと減っちゃったけど、過去も、今も、そしてこれからも、俺はずっとあなたに、あなたたちに憧れています。

 

デビュー10周年、本当におめでとうございます。

 

はっしーが悔しい思いをしたあのときからもう長いときが経つけれど、あのときにその思いをしてくれたおかげで、俺はあなたたちに出会うことができ、最高です。

 

これからも、ずっとLOVE。