色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

伝えたいことほど伝えられない怖さ

前の記事を書いたときにゲスちゃんが『自分が言いたいことを言語化して消化するのが苦手だから』みたいなニュアンスのツイートしてて、それを見て思ったんだけど本当に言いたいことって言葉にして伝えることが難しいよね。

 

難しいっていうにはたぶん二種類の怖さがあると思うんだ。

 

純粋に言葉にすることができない感情があるのと、それを相手に受け止めてもらえるかが怖いって話。

 

純粋に言語化できないのって、結構ある話だと思うんだ。

心配してるんだけど怒ってもいる、頑張りたいと思ってるのに頑張りたくない、好きなのに嫌いなところもある、相反する感情を持つことがその代表例かも。

どっちの感情もわかってほしいのに、相手には片方しか伝えられない、伝わらないとか。

 

その感情は二つどころじゃないかもしれないし、考えれば考えるほどそれ何て表現すれば相手に伝わるか分からなくて、言葉にできないから伝えられない。

 

たぶんメンヘラ時代の俺はそうだった(今はメンヘラじゃないとは言ってない)し、だからこそアリッサちゃんやらゲスちゃんには大学時代お世話になりっぱなしだったね、話がまとまってないのに話聞いてもらってた。

 

この、『何て言えば分かってもらえるか分からないけど分かってほしい』を拗らせると悩みすぎたりちょっと(良い表現ではないけど)メンヘラみたいになるのかなって思う一方で、そういう人って男女問わずにあまり嫌いじゃない。

 

悩みがあるって、それだけその事実とか感情に対して真っ直ぐに向き合ってることなのかなって思うようになってきたわけさ。

 

『あーもうめんどくさ!わからん!』でなげやりになるよりも、自分なりに解決策を探して正誤はなくても考えてる人って、一生懸命に生きてるよなって思うんだ。

 

愚痴や悪口や一部の愚痴での病んでいるとは違うかもしれないけど、『どうしていいか分からないけどどうにかしたくて悩んでる(病んでる)』のは個人的には肯定したくなるね。

 

で、俺も悩んだときとか、うまく言葉にできない感情になって、それを消化する方法としても小説を書いているっていうのはあるのかもしれないね。

 

言葉にできない感情を言語化して誰かに伝えられるようになりたい、っていうのは技術的な面での俺の作家としての目標です。

実績的な目標はいっぱいあるけど、米村くんの歌やバーンアウトの歌やはっしーシゲアキしめちゃんたちからもらったみたいな感動……活力?  人に与えられるポジティブな影響を、そういう感情に乗せられるようになりたいなと。

 

話が逸れました。

 

次の『相手に伝わるか受け止めてもらえるか分からない怖さ』があって、これはつまり『うまく言語化して相手に正しく伝わったうえで、相手に理解してもらえるか』ってことだよね。

 

これかまた厄介で、分かりやすく言うなら告白なんだろうけど、自分が好意を伝えたいというのは明確なのに、相手がそれをどう捉えるかは伝えるまで分からない、と。

そしてそれがうまく言語化できないなら尚更だよねと。

 

言葉にすることはできるのに、伝えられないって状況も結構あると思う。

 

というか俺は結構あった。どっちかっていうと俺は好きっていうのは誰に対しても伝えられるけど、嫌われるのが怖いから好きな人に対して嫌いなこととかやめてほしいことを伝えるのが苦手なタイプ。

 

これがまた、結構ストレスたまるんすよ。

 

『○○なのやめてほしい』って、友達とか恋人に対して言えます??言える人は言えるんだろうけど俺はマジで無理だった。。

 

昔はそれを友達が『優しすぎるのも良くないよ』って言ってくれてたんだけど、優しいってか怯えてただけなんだよね。

 

好意を伝えたうえで嫌われるのって元から嫌われてた人だけど、やめてほしいことって元々は好きでいてくれた人にも嫌われる可能性があるからね。

 

でさーーーストレスたまって爆発して行き場のない言葉にできない感情ができてまた友達に話聞いてもらって消化して良くない意味で病んで、を繰り返してたわけ。

 

何回も繰り返した結果、一番言葉にしづらいところが一番分かってほしいところで、それを見てみぬふりをするピエロになるか嫌われる勇気……覚悟?を持つしかないのかなってやっと思えるようになってきた。

 

ピエロでいる生き方も一つの大人の選択なんだとは思うけど、俺がそれをやってたら爆病みして回りに迷惑をかけることをここ10年くらいで痛感したね。

 

どうでもいい人・こととか、自分で飲み込める感情なら伝える必要はないのかもしれないけど、それができないなら怖くても嫌われても言わないままだといつか自分がパンクするよなって話。

 

 

 

言いたいのに言えない、でも言いたい。

 

そんな気持ちの背中を押せるような物書きに、俺はなるよ。