色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

シゲアキに憧れた受験生の話

こんばんは!
センター試験も終わり、受験生はそろそろ私大一般入試と国公立二次試験に追われてる頃でしょうか。

私です。

当時の大学受験を思いだし、ネタにしつつ、似たような境遇の人は参考にしてもらえたらなぁという程度に。


とりあえず高校生当時の僕、好きなこと以外の勉強は果てしなくしたくなかったんですよ。
入学当時、国英数の三教科で受けたテストは学年三位だったんですが、一学期後半のテストで学年の半分くらいに追い抜かれていると。240人いるのに、3桁順位まで落下。

それでも模試だとそこそこの点数で、「おや、まあ」みたいな。
先生からも「お前はなぜ定期テストの勉強をしないんだ」と怒られた記憶。
テスト休み期間は部活が短縮されるし、自主練してても怒られるから家に帰って本読んでました。五日で村山由佳の珈琲シリーズの一部全10巻を読破したり。

まあそんなこんなで、高一の終わりまでは「地元の国立に受かればいいなぁ」と。

でも二歳上の姉がそのタイミングで東京の大学に行き、何となく俺も「地元を離れるとしたらそのタイミングしかないのかな?」って思い始め。
小学生の頃からネット碁一緒にやってたやつが千葉大志望(彼は最終的にT工大に行きました)だったし、シゲアキもいるしでプラス青学を志望として模試を受けて。

で、ここも大きかったと思うんだけど、高二の夏に青学のオープンキャンパスに行きまして。
シゲアキもここで勉強してるんだーーみたいな。テンション爆上がりも爆上がり。田舎者太郎。

そんな感じでちょっと勉強しようかなーと思った矢先、姉から一言。

「青学って入るのは難しいけど、ちょっと遊んでるイメージだし、あんたには合わないよ。早稲田は?」

一週間後、早稲田の赤本が我が家に

とはいえ、当時の俺のレベルなんてダメダメもダメダメ。
国英はともかく、地歴死滅。理系科目はお話にならない。

こりゃ私大に絞って勉強した方がいいのでは~ってなったところで、進路の教師。

姉ちゃんが阪大落ちたんだから弟のお前が受かってリベンジしろよ!

ってことで、早稲田と阪大が私の二大志望に。

父「恥をかかせるな!!!」
友「いや無理だろ」

と散々言われ、俺も正直無理だとおもってたんすよ。
だって俺、サッカー大好き太郎だから、結局高三の八月終わるまでまっっっったく受験勉強してなかったもんね。
青学オープンキャンパスでのやる気もそこまで続かなかったし、阪大のオープンキャンパスに行ったときも「ああ、まあ、はい」みたいな。

5月のIH予選で負けて(受験のためという名目で)引退してからも、全然サッカーしてたし。遊んでたし。
そして周りの成績が爆上がりしていくなか、止まっていく僕の学力。

高三の7月に受けた全国模試の成績がひど過ぎて、「あんた行く大学ないよ(※その学力で行ける大学にお金は払わないよ)」と。

その時の模試、受かっても行く気0なレベルの大学がC判定とかで、さすがにこれはやばいな○のう、ってくらい落ち込んでた。
勉強してないくせに何様って話ですよね。いやでもマジで、阪大受かるやつなら滑り止めにもならないって言われてたんすよ。高望みしすぎかって。

まあそんな感じで、落ちまくってた僕が、遅すぎながらも大学受験を頑張ろうと思ったきっかけは二つ。


半分の月がのぼる空

という名作、貴方はご存知でしょうか。
高校三年当時、橋本紡の大人気ライトノベルがハードカバーになって登場。

半分の月がのぼる空〈下〉
半分の月がのぼる空〈上〉

これの下巻に夏目五郎ってキャラが出てくるんだけど、彼の話で一章丸々使われてて。
そのなかで、こういうセリフが出てくるんですよ。

「いいか、教えてやる。
その手はな、なにかを掴むためにあるんだよ。
欲しかったら、手を伸ばせよ。
そうして、強引に掴み取ればいいんだ。
ただぼんやり突っ立ってるだけじゃ、なんにもできないままになっちまうぞ」

あっ、今の自分を殺そう。
って思った、マジで。

ぼく単純太郎なので、そういう熱い言葉に弱いんですよ。
何て言うか、本当に何にもできないままになっちまうぞ、って。

ぼんやり今が楽しいからいいやーで生きてる自分が許せなくなりまして。

それで、昔読んでたシゲアキのエッセイを読み返したんですよ。


■青い独り言 学~interest~

「俺は、勉強することが好きなんじゃない。学ぶことが好きなんだ」

ニュアンスで言えば、「勉強しろ!」っていうのは強制を感じるけど、自分の好きなこと(シゲアキの場合ファッションとか音楽とか)は、自然と学んで身についてきた、と。

中学生の頃、それを読んで一気にシゲアキファンになった記憶が蘇ったね。

なんていうか、受験するモチベーションがイマイチなかったんだけど、英語はサッカーに繋がりそうだからやりたいし、国語は小説家になりたいからやりたい。

そんなゴミクズ単純思考で二教科だけ、それまでよりちょっと勉強するようになったら、成績が爆上がり。

あれ、これ地歴頑張ったらいけんじゃね? 阪大もセンターで足切りさえ抜ければ二次はいけんじゃね?

そんな感じで、9月以降はジャニーズも断腸の思いで切ってた。
姉ちゃんに都度都度雑誌とCDは東京で買ってもらってたけど、実家では買わない。DVDも見ない。少クラの録画をテレビで見るくらい。

霞を食べて生きる仙人並みに頑張ってた(個人の意見)

まあそんな感じで、どうにか阪大に受かったよ、と。早稲田は落ちました。受験のタイプの問題だろうけど、早稲田は日本史の知識が間に合わなさすぎた。

結構はしょってるけど、俺の場合受験に必要なのは勉強効率とかより、モチベーションと動機付けだったよーってこと。

そしてそれが俺は半月とシゲアキだった。受験はね。

「がんばるよ くよくよしない いつかくる」も受験勉強を真面目にやってからは思ってた。
いつかくるっていうのは信じて疑わなかった。ていうか信じないとやってられなかった。

母親には「ジュニアとAKBの名前と顔を覚える前に単語を覚えろ!!」と怒られたりもしましたが、それはご愛敬ということで。


大学受験をする高校生って、勉強する意味を「大学にいくのに必要だから」以上で考えてる人ってあんまりいないと思うんだけど、その理由を自分の好きな何かと無理矢理にでも繋げると楽しくなると思うんだ。

俺は小説家になりたくて、そのためには言葉を勉強したいから文学部とか外国語とかって選び方。
あとシゲアキみたいに教養がある大人になりたいから勉強しようってモチベーション。

そのモチベーションを大人になった今、うっすらとしか持ててないので、気持ちを改めてまた頑張ります。


っていう、オタクの呟き。独り言。