色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

誰かに笑われた夢を今もここで見続けてます

U R Not alone/NEWS

 

ジャニーズみたいになりたかった。


顔じゃないよ、そこは諦めてる。
あんなふうに人を楽しませることができるエンターテイナーになりたかった。
大学生の頃、米村くんにも伝えたことがあったよ。米村くんの歌に感動させてもらったみ
たいに、俺も誰かを感動させられる人になりたいって。


だから、子どもの頃からサッカー選手になりたかった。


人生で初めて憧れた人は中村俊輔で、コロコロコミック載っていた自伝漫画を読んだのが
きっかけ。俺が小学二年生の頃の秋口に、前編後編に分けて連載されてたやつ。
後編のマリノスに入った後に、「俺はJリーガーとしてマリノスに戻って来た」みたいな
見開きがあったのを覚えてる。


それまで遊びでしかなかったサッカーを、チームに入って一生懸命練習して、プロになる
んだと信じて疑ってなかった。
小学生の頃はAチームで公式戦に最初に出たのも俺だったし、先輩を差し置いてスタメンで試合にも出してもらってたし。結局、市の選抜で止まってしまって、それも中学の時に落ちて天狗の
鼻が折れるんだけどね。
でも、そういう悔しいことがあったから頑張れて、高校でまた選抜に入ることができて、
今もサッカーから離れられないくらい夢中になっている。


小学校の後輩が「~くんがフォワードやってるから俺もフォワードしたい!」ってね。彼
は九州選抜まで行きました。僕はフォワードからディフェンダーにコンバートされました


プロじゃなくても、多くはなくても、見てくれている人がいる。プロになれなかったけど
、今でもサッカーは出来る。そしてサッカーって最高に楽しい。
だから俺はまだ、ボールを蹴っている。


同じことだ。


小5の春だった。姉ちゃんが持っていた青い鳥文庫のパスワードシリーズを借りて読んで
、本の面白さにハマった。学校帰りも歩きながら読んでてよく怒られたね、二宮尊徳かよ
って。


あの感動を誰かに与えたくて、上手く表現したくて、言葉に出来ない感情を言葉で表現し
たくて、だから俺も小説を書き始めた。俺が持っている感情を誰かに伝えたくて、そしてそれで何かを伝えられたなら、ポジティ
ブな影響を与えられたなら、それって最高だなって。


でもさ、夢を追いかけるのってしんどいわけよ。


社会人になって一年半、サッカーをやめていた。それまでは福岡市リーグに入っていたん
だけど、チームの雰囲気が悪過ぎて。

もっと言えば、競技者としてのサッカーは高校までしかできてなかったよね。サークルとか、入ってた社会人チームとか、「楽しければそれで良し」なところだったから。練習も殆どゲームばかりで、自分を追い込むようなことはなかった。
それはそれで楽しいけど、人生を
浪費してる感じがすごかった。

 

大学生になって三年間、小説を書かなくなった。正確には、大学受験をしていた一年も含
めるとほぼ四年。
たまに2ちゃんにSS投下したりはしていたけど、それは決して小説家を目指していたわけ
ではなかった。ただの趣味で、何かを目指したり、魂を燃やしたりはしていなかった。


大人になると、夢を語ることができない理由を作りやすい。
可能性がなくなっていくから、年齢が厳しい、仕事で手いっぱい、楽しいことはいっぱいあるから。


俺の場合、恥ずかしかったから。
大学生にもなって、小説家になりたいとか。笑える。
県トレにも入れなかった癖にサッカー選手になりたいとか。無理でしょ。


自分で難しいって分かっていた。だから口に出せなかった。
夢に向かって頑張ることを否定はしないけど、傷つきたくもなかった。

 

死んだように生きてた。

レイジ アゲインスト ザ マシーン

そういうこと。

 

大学生の時にたまたま知り合った子が漫画家志望で、そこを目指してフリーターしながら漫画を書いてた。

 

たぶん他にもそういう人っていっぱいいるんだろうけど、俺の周りにはいなかったからね。

本気でなりたいものがあって、そこを目指して頑張り続けることって難しいから。

 

ちはやふるで「悔しさは長続きしない」って名シーンが太一にあるけど、それと一緒で憧れを持ち続けるのも難しい。

それでも目指し続けられるのって凄いよな、と。

 

憧れたわ、本当に。

表舞台に立つ人たちって既に努力が結果になった後だから捻くれ者の俺は「結局成功した人だから言えるんでしょ」って思うけど、そうじゃなくてもこういう人もいるんだ、って。

 

その子に勧められてBURNOUT SYNDROMESを知ったのは、大学3年の冬だった。2014年1月。

2月に初めてライブに行って、同い年で大学にも行きながらバンドで夢を追いかけてる人たちを知った。

 

あんな風になりたいなって、その時からおもいつづけてる。

 

バーンアウトも、その子のことも、これまでも、今も、これからも、たぶんずっと尊敬してる。

 

だからまた書き始めた。小説を。

時間はかかったけど、サッカーを再開した。

 

 

立ち止まっていたってそこで終わりじゃないからフルスイングした。

 

そしたら一つ、夢が叶った。

 

本が出ます。出るって言っても短編集に一作載るだけなんだけど。

 

子どもの頃に描いた『本屋さんに置かれる本を書く』っていう夢が、26になっても書き続けてたら叶ったよ。

 

そしたらまた大きい夢が見える。

自分だけの本を出す、シゲアキと対談する、映像化したらBURNOUT SYNDROMESに主題歌を歌ってもらう。

 

誰かに笑われた夢を見続けてたら、描き続けたら、叶うまで続けたら叶うんだよね。

 

何か1つ叶ったら、また少し大きな目標が近づいてくるから。

目標とか夢とか好きなものとか、何かを追いかけて魂を燃やして生きていきたい。

 

楽しいことをしたいけど、同じくらい一生懸命生きたい。

 

だからこれからも魂燃やしていきます。