色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

踏み出せ前へ 前へ Don't look back

高校サッカー選手権、青森山田広島皆実を見てたら山田があまりに格が違う強さで、よっぽど凡ミスしなけりゃ優勝すると思ったらけた違いの強さで決勝まで進んだね。

 

俺が高校生の頃以上にサッカーはクラブとかJユースが強くなって、プロ目指すようなやつは高校サッカーに進むのも少なくなって(もちろん山田や東福岡のように例外はあるけど)、そもそも上手い選手を見たいなら海外サッカー見ればいいのに選手権を見てしまうのはこれに懸けてる気持ちみたいなものわ感じるからなのかなと。

 

かくいう俺も、今もサッカーやってる身でこういうこと言うとあれだけど、たぶん高校生の頃が一番一生懸命サッカーやってた。

 

入部するかどうかすら悩んでたけどね。

 

中学で県ベスト8、日本代表候補のやつがいるチームにも勝って、何となくやりきった感があったのと、いつもの色んなことに挑戦したい病気で陸上バスケ吹奏楽あたりも楽しそうだなって。

 

そしたらまだ仮入部前の時に、新入生歓迎で1年対2,3年の試合をやるぞってなって、どうしようかなと思ってたら中学のチームメイトに勝手に申請されてて会場に。

 

そこで先輩たちと試合して、正直あんまり上手くなかった(というか、うちの世代の市選抜が半分近くうちの高校に進んだから俺たちが強かった)んだけど、一人めちゃくちゃガタイの良い、それから一年半で三人を試合中に病院送りにした先輩とぶつかったときに吹っ飛ばされて、なんかそれでスイッチ入った。

 

こういうデカイやつを倒したいとも思ったし、俺たちの学年は結構やれるなって。

 

そんなわけでサッカー部に入部。自称進学校()なので三年生は選手権ではなく総体までしか残らないんだけど、総体のベンチ枠が二、三年全員いれてもまだ三人分空いてて、その三人の中に入れるかどうかのボーダーだった。

 

候補じゃないやつらは山を走ったり外周したりがメインの、マジで初心者監督みたいなメニューで、候補のやつらはそっちじゃなくて先輩と一緒にグラウンドで練習。

 

一年14人のうち、候補は6人で、結局俺は漏れました。県代表(国体候補)経験者二人と、ゴールキーパーのやつだけ。

 

あっさり一回戦で負けて先輩は引退、二年は5人しかいなくて、一年は14人。

きたぜ俺たちの時代。

 

6月から一年生大会(厳密にはU-16大会)が開かれて、まずそこで一悶着起きます。

 

しげっと、FWしたすぎる問題。

 

小学生の頃は5年までFWで、中学時代もパワープレーの時は前にガンガンでてた。

センターバックやってても気持ちは前すぎて、松田直樹闘莉王のプレーをめちゃくちゃ参考にしてたしね。

 

しかし実力的にはセンターバックをやらせたい。チームとしてはむしろディフェンダーが足りてない。

 

しげっと、テストを受けるの巻。

 

他校との練習試合、前半だけFWをやらせるからそれでいいプレーをしたらFWとして大会に出ようという話になりました。

 

結論からいうと、しげっとはゴールを決めます。ゴール前で冷静に一対一を制してシュートを流し込みます。

 

そして一年大会の背番号発表。

 

しげっとは背番号9を獲得します。エースストライカーの番号。

 

9といえば、ブラジルのロナウド、尊敬するピッポインザーギ、日本では中山雅史、漫画なら風祭将といった、正にFWのための番号。

 

そして試合当日、スタメン発表があります。

 

センターバックはしげっととたぬぴー」

 

「えっ?」

 

センターバック頼むぞ!^^」

 

約束が違うやんけとぶちギレかけましたが、チームメイト全員から「お前はやっぱりセンターバックや、センターバックにいるときの安定感が違う、FWとしてだめなのではなくむしろセンターバックが上手すぎるが故の断腸の思いでの決断や」と諭され渋々試合に出ます。

 

そして思った以上に一年大会でうちのチームは躍進します。県ベスト4常連校を圧倒、その年の全国出場校に善戦して、「あれ、これマジで俺たち全国狙えるのでは?」と。

 

そして県代表経験者のともっちのやる気が爆発。

 

「よし、外部から本格的に教えてくれるコーチ探そう」

 

これが発端となり、サッカー部一年の作戦会議(昼休みに玄関前での集会)が始まる。

 

要点は二つ。

①外部コーチを呼びたい

②練習時間を増やしたい(19時強制終了をやめたい)

 

①に関しては、たまたまその年に就職で地元に帰ってきた人がやってみたいという話があるぞと。

 

②については、19時に全体練習が終わったあとに4,5人残って練習は毎日してたんだけど、30分も残れないと。

 

そんなわけで、バカ一同、校長に直談判するなど。校長室前に整列、乗り込むなど。

 

結果、「外部コーチは前向きに検討する、②に関しては県ベスト4に入れば照明設置を検討する」と。

 

そうなると今度は内部闘争、コーチを呼びたい一年vsあまり乗り気ではない一年vs呼びたくない二年。

 

夏休みに合宿が開かれたんだけど、そこで三時間かけて二年生を説き伏せた。気持ちでね。

 

キャプテンやってた先輩は小学校からずっと一緒にやってた人なんだけど、その人もめちゃくちゃいやがってた。

そこまで本気でサッカーしたいならうちの高校には来てねーよ、って。

 

でも俺たちの死ぬ気の説得と、一年大会の実績をぶつけて最後は先輩が折れてくれた。

 

そげな感じで無事に一年の夏休み、外部コーチを招聘に成功。

 

……長くなるので続きはそのうち。