色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

オタク、本を出す。

フリーター、家を買う。

の語感でいくなら『ジャニオタ、本を出す』の方がタイトルには正解か……?

 

初めて小説を書いてから、たぶん16年目。

 

小学5年生の時に、パスワードシリーズを姉から借りて読んだのがきっかけ。

めっっっちゃおもしろかった。

学校帰りに歩きながら読んでて、先生から怒られたのも覚えてる。1日二冊ペースで読んでた。

 

こんな面白い話を書きたいって思って、親からお下がりのワープロをもらった。時代を感じるね。今時の子はワープロって知らないんだろうね。

 

小中高とチマチマ書いてた。中学ではワープロからノーパソに進化。

 

小学生の頃は書いたそれを誰かに見せるのも恥ずかしくなかったけど、中高ではそんなこと誰にも言わずにひっそり書いて、たまにネットの掲示板に載せて批評してもらってた。

 

大学生になると、きっぱり書かなくなっていた。

シゲアキに憧れまくって勉強を頑張ったら、自分のキャパには分不相応に名門と呼ばれる大学に受かってしもたので、「小説家?無理無理。それより真っ当に勉強してそこそこ良いところに就職しよや」という考えになっていた。

 

中高生の頃はがむしゃらだった。

はっしーみたいに「いつかくる」と思える人になりたい、シゲアキみたいに「ダメだけど、がんばるよ」って言える、自分に自信が無くてもとりあえず頑張れる人になりたい。

そんな気持ちを持てていたから。

 

大学生になってからはもうだめだめ。

サッカーも遊びでしかない、勉強も形だけやって、無駄に資格をとって、何を頑張れば良いのか分からなくなってた。

とりあえず遊んで、適当にバイトして、そこしの勉強して。

 

大学三年まではマジで何もしてなかった。

出来てなかった。

 

で、大学三年の終わり際に出会ったのが前も書いた件のYちゃん。

 

少女漫画家になりたくてフリーターしながら描いてる子だった。

周りにそんな風に本気で夢を追ってる人がいなかったから、めちゃくちゃ尊敬したよね。

 

俺より年下の子がそうやって頑張っているのに、俺が人生を消化してて良いのかよって火がついた。

 

ずっとモヤモヤしてた。

はっしーやシゲアキは頑張るべきことを頑張ってキラキラ輝いてて、人を楽しませている。

同級生のバーンアウトは当時はまだインディーズ、ライオットの影響で多少の知名度はあるけどまだどこまでいけるかも見えてないのにすげーーー楽しいライブと名曲出してた。

ジャニーズを辞めた米村くんは「バンドがやりたい」ってセツナクルーズを立ち上げて、昔以上に胸を掴んで離さなかった。

 

でも俺って何なの。

あの人達に憧れたところで、俺は何をすればいいのって。

 

創作の才能はたぶん無い。

ファンタジーの世界観なんて思いつけないし、あっと驚くトリックも考えられない。

 

でも理想はある。

 

パスワードシリーズを読んだ時みたいな感動を人に届けたい。

シゲアキやはっしー、今なら七五三掛みたいな尊敬する人達に近づきたい。

米村くんみたいに人の心に届くものを作りたい。

BURNOUT SYNDROMESみたいに人を楽しませるものを生み出したい。

今となっては連絡を取ることもできなくなったYちゃんに読んで貰えるような本を書きたい。

 

理想と現実のギャップ。

 

書いたり書かなかったり。

サッカーも同じ。

 

なーーにやってんねん!

 

去年転職して、地元に帰ってきて、やっとそこが修正されてきたけどね。

 

小説も書く。サッカーもする。

やりたいこともやるべきこともいっぱいある。

 

夢という未来への展望。

 

社会人になって書き始め、数年掛けて書いていた長編も終わりが見えたところで、出版のお話を頂くわけ。

 

 

 

ショートフィルムズ (5分後の隣のシリーズ)

ショートフィルムズ (5分後の隣のシリーズ)

 

カメはウサギを/橋本成亮

 収録作品とペンネーム。

 

Yちゃんと別れた直後に書いた話、だからもう数年前に書いたやつが引っかかったらしい。

掌編小説だから、収録25作のうちの1つ。

まだまだ有象無象。

 

でも、数年前に書いて埋もれていたものが今になって輝くなら、今埋もれている俺が書き続ければまた何か変わるかもしれない。

 

今回の話で、届いた人がいるから書籍化という形になれたのなら幸い。

 

長編小説もまとめてくれたサイトで書籍化希望してくれてる人が何人かはいたんだけど、結局現実にはできてないのは実力不足だよね。

 

でもまだまだ書き続けるよ。

 

立ち止まっていたとしたってそこで終わりじゃないので、理想に向かって賽を振るよ。

 

僕は誓うよ

一切引かないし一切負けない

生まれた日から今日までの僕が見てる

明日もそう少しずつ前へ