色んな沼にはまったオタク日記

ジャニーズにサッカー、アイドルに漫画にゲームにアニメに服に。色んな沼にはまったゆるオタ。

あなたがいなければ今の私はここにいないでしょう

昔話をしようと思う。

小学生の頃からシゲアキに憧れてた。薮くんにも。
中村俊輔に憧れてた。松田直樹に憧れてた。
中学からは橋本良亮に。スーペルピッポインザーギに。藤家くんに。増田誓志に。


憧れの人、なりたい自分が増えることはあっても減ることはなくて、そういう意味では26年目を迎えた自分の人生も、ある意味まっすぐだったのかな。

でも、目標は変わらないのに俺は大きく曲がってしまっていて、自覚はできていてもまっすぐには戻れなかった。目標自体はまっすぐの道があるのに、俺は逸れ始めたね。

最初に曲がったのは、たぶん高校サッカーを引退した時。
それまで10年近く一緒にいたやつらとやってきたサッカーが、現実的にその日に終わったのがはっきりわかって。
高2まで俺は本気でサッカー選手になるものだと思ってたから。サッカー選手になって、引退したら小説家。バカ丸出しだけど、本気だから。
高2の選手権予選で、後のJリーガーと試合した時にこいつには叶わないなって思ってしまったんだけど。世代別代表とかA代表候補にまでなったやつと試合した時もそんなこと感じなかったのにね。
まあそういう挫折経緯は置くとして、高3で引退してしまうと、燃え尽き症候群というか、これ以上熱くなれることはないんだなって思うと、脱力感が半端なかった。

二度目は大学受験終了後。
正確には阪大に受かったのが分かった時。
全然出来が良い生徒ではなかったから、周りを見返したいっていう反骨心と、シゲアキに憧れる者として教養はなくても勉強くらいはしとけよっていうのと、シスコンだから姉ちゃんが受けてた大学を受けたかったのと。
周りの先生もバカな俺が受かると後輩が希望を持てるからって色々良く教えてくれて、奇跡だったよね。
でもこれも燃え尽きた。受かったら満足してしまった。バカだよね。

三度目ははっきりとは覚えてない。
大学生の時に、子供の頃から憧れてた小説家の夢を諦めた瞬間がそれ。
世間的には評判もぼちぼちの大学に幸運にも受かって、俺のちっぽけなプライドみたいなのも満たされて、満足満足。
小説家なんて無謀な夢を持つより、真面目に就活してちょっといい会社に入って、ちょっといい生活ができたらいいな。

そんで、大学三年の冬に彼女にフラれたのが最後。だと思ってた。その後もう一回来ます。
ゴミすぎる話だから思い出すのも恥ずかしいけど、めちゃくちゃ好きだったからバカみたいに病んだね。ストレスで一週間寝込んだし。高熱と蕁麻疹。笑ったぜ、、、サッカーしてる時はガッツが最大の武器だったのにね、、トレセンに選ばれた理由が「ガッツがあっていい」って明確に言われてたんすよ、俺。

病んで病んで、正月に地元に帰った時にそんな悩んでも意味なくね?と話されて開き直って遊び惚けることに。
これ、大学三年の一月ね。俺たちの時期で言えば就活解禁直後。俺の根がバカってはっきりわかると思うんだ。

そんで遊び呆けてて、オタクだからちょうど今の時期、十日戎の時期。
日本橋歩いてたら巫女のコスプレした女の子に声かけられて、メイドリフレのキャッチ?というか声かけ?というか。
行ったことなかったし、遊んでた時期だったし、でも風俗とかキャバクラとか怖いしで、何かこう、行ってみようかなってタイミングだったんだよねーーー。一応書いとくとまっったくいやらしい店ではないです。

そんでそこで会った子で人生曲がるんだ、これが。良い意味で、、、とは素直に書ききれないけど、少なくとも大学に入って以降、一番影響は受けたよね。

漫画家になるのが夢で、高校出た後はバイトしながら賞に投稿しててって聞いて。
もしかしたら世の中そういう人っていっぱいいて、そのうちの一人に過ぎないのかもしれないけど、何かこう、衝撃だった。

夢をまっすぐに追うのって難しくない?
叶わないことだってあるし、しんどいことだってあるし、本気な分それだけ辛いよ。
やめる言い訳なんか山ほどあるのに、それを追う選択をする強さ。いやなんて言えば良いんだろ、芯?みたいなものがね。すげぇなって。

俺も漫画好きだからそういう話も出来たし。
音楽好きって話になってバーンアウトを勧められて、その帰り道にYouTubeでリフレインはもう鳴らないを聞いて以来、彼らが世界一のバンドだなって信じてる。

趣味もあったし話もあったし、話のテンポもあった。いや、そういう人珍しいんすよ、真面目な話。
そんでまあ、色々あった!
もうとっくに終わったけど、マジで色々あった!
想像に任せるけど!東京にいたのに遊ぼって言われてウキウキで戻ったりしばらく?一瞬?一緒に住んでたりまあ色々よ!想像に任せるわ!
濃過ぎたね!

全部終わって病んだわ!
最後にまた病んだ、そのせいで大曲がりした。

見返してやろうって思った。
お前が書く漫画より俺が面白い話を書いてやるって。
そのおかげで、何かめっちゃ大事なところだけは、というか目標に向かう気持ちだけは取り戻せたのかなって。

そんで超幸運にも、その怒りで書いた短編小説がちっちゃい賞の優秀作品もらって、何かこう、救われたっていうと大袈裟だけど、まだ諦められんなってなったよね。

そのままどうにか新卒で社会に出たら出たでストレスやら業界的なあれやらで激太りよ。
最後に病んでた時期から10kgくらい太ってるから。やべぇから、語彙力もやべぇけど体重やべぇから。

そういうの甘えだよね〜。
仕事だるい、目標は追いかけたい、やりたいこともいっぱいある。
全部が半端。
勝手に忙しくして、勝手に疲れて、勝手にストレス感じて、勝手に暴飲暴食して。

でも全部捨てられないんだな〜こちとらワガママなもんで!
それでやめられるようなことは今までにもうやめてしまってるんで!
そんで開き直って、小説家目指し直したのと同じで、昔の俺が、曲がる前の俺が何をやりたかったのかちゃんと考えようってなったのがこの一年くらい、、、かな。

そんで幸運にもチャンスを与えられたわけなんですが。

昔話はこの辺にして、次は未来の話でもしようかと。
ただ一つ言えるのは、最後に人生曲げられたおかげで凄い大切なものを見つけ直せたと思うし、そういう意味ではやっぱりもう一度貴方に××したいのっていうフレーズなんだろうなって思うよね。

そんな感じで、未来の話は次の記事で。